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2018年1月19日金曜日

エシカルスタイル

農業でのエシカルスタイルの考え方。
水産業の分野においても持続性を議論する上で必要な視点です。

<メモ>
エシカルなスタイルと農業の新時代(株式会社FEM、山口真奈美氏)
(AFCフォーラム2018年1月号より)

・生産者、そして消費者も含め全ての人たちが環境保全や社会問題などに配慮する「エシカル」が、次代の大きなキーワードになりつつある。
・完成商品というモノの価値に加えて、生産過程というコトへも目を向ける消費のスタイルに、生産者はどのようにアプローチすべきだろうか。
・エシカル(Ethical):倫理的、道徳上
「倫理的」とは、地球や人・社会のことを考えた、「環境や社会に配慮した行動やライフスタイル」

・問題解決の一つとしてオーガニックコットンの使用や、商品が製造される過程に目を向ける企業が増えてきた。

<エシカルにまつわる農産物>
・オーガニックとは、一般的には有機農産物などについて国の基準や国際有機農業運動連盟によって評価されている国際的な基準に従って約3年以上管理をおこない、認証機関によって認証を受けた農地で栽培された農作物のことを指す。
・トレーサビリティ
・農業、農産物における認証でオーガニックの他に注目されているもの。
■農業全般(グローバルGAP[適正農業規範])
■食品安全(HACCP[危害要因分析重要管理点])
■GMP[適正製造基準]
■FSSC[食品安全認証団体]
■フェアトレード など
・動物福祉(アニマルウエルフェア)での認証は日本は欧米に比べて発展途上、2014年に宮崎大学農学部が全国初のグローバルGAP認証を取得している。
・どの基準も環境、社会、経済の軸を中心に一定の共通項が柱となって成り立っている。

エシカル消費の分類












・GAPでは適正な農業のあり方が実践されているかが問われる一方、オーガニック農業は、差別化として農薬の使用や有機の取組について審査を通じて評価し、ラベルが添付される仕組みになっている。
・サプライチェーン
・SDGs(持続可能な開発目標)12にあるような「責任ある消費と生産」について、どう実践されているのかを伝えることは、国際的にも必要な時代に入っている。

https://www.jfc.go.jp/n/findings/publish.html#afc

(仙台生活293日目)



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