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2016年6月30日木曜日

禅・食と心

少し古い本ですが、上田祖峯さんの禅・食と心(三省堂、1991年)を読みました。

峨峨温泉に宿泊した際にたまたま手にして斜め読み、その後も気になっていて、古本屋さんで購入していたのですが、とても深い本です。

今から700年以上前に道元禅師によって記された「典座教訓(てんぞきょうくん)」が基礎になっていて、自己を見つめ直し、心を磨き、本来の自己(本心真心)の大切さを説いています。

物品や情報が豊富で海外との交流も盛んになった今こそ、人として大事にしなければならない真心が述べられていて、交流の基本は「人と人の心のふれあい」という言葉にもその意味をあらためて気づかされるのです。

読むたびに新しい発見がある。
繰り返し読みたい。

禅・食と心
















<忘備録>

・三心とは、自己中心的、独善的思考を排除し、物質的、武力的な闘争形態をとらずに、人間の精神的、内面的な自覚に基づき、その精神的な切磋琢磨によって、より平和な社会と個人の幸福の実現を目指すもの。

・喜び、感謝の心と言うべき喜心、そして、親心、親切心というべき老心、さらに、大なる心、何者にもこだわらない大きな心、何かを求めるという心を離れて仕事を成し遂げる心、高慢に走らず野卑にわたらない心と言うべき大心、このような三つの心こそ、常に典座が身につけ、保持しなければならない心である。

・三宝とは、仏、法、僧である。仏とは宇宙万物の本体であり、生命力そのものであり、完成された人格である。方とは宇宙万物を支配する真理、法則であり、釈尊の教えである。僧とは宇宙万物の融合調和であり、仏道を実践する人々であり、よき指導者である。仏は良医、法は良薬、僧は良友に例えられる。

・心に大の字を描く;一両ほどの軽いものでも軽々しく扱わず、一鈞の重さでも、特別なものとして扱わない。目に見える形や物質的な変化にとらわれず、本質を見通す大きな目から物事を眺め、一切に動じることなく接する心である(大心)。

・大心の功徳(はたらき)

・大心とは、修行を通じて体得する、環境や一切の現象を超越し、物の軽量、変化を一視平等の心の中に見据え、自由自在、融通無碍にして、公明正大なる心境である。

・禅の神髄は、かくのごとき「大」なる大心を人の心に確立することにあるといっても過言ではない。

・人が生きるとは何か?いかに生きるべきか?その答えは、当たり前に繰り返される日々の生活に、ただ真心をこめるという最も単純なる真理の実践によって体得されるということである。

・この単純明快な真理を本当に実践できるならば、私たちは誰もが真実の自己、三心を備え、生死のこだわりさえ超越して自由自在に事に処し、人を生かし物を生かし、己を生かして十二分にその生命の歓喜を味わい尽くすことができるであろう。

・私たちすべてが仕事に喜心を持ってあたり、人や物に老心をもって接し、社会に大心を持って関わるならば、家庭・社会生活全般に、明るさと喜びがみちあふれることは疑いようもない真実である。

今、私たちが最も必要とするものは、禅師がこの「典座教訓」の中に示された、三心であり、本心真心という人間本来の心の運び方である




2016年6月29日水曜日

職場の窓から

職場の窓から工事現場をのぞいてみました。
警察署の建物撤去からは早くも更地になってました。
月日の流れ、こうやって少しずつ進んでいくのですね。

更地に











2016年6月23日木曜日

昭栄庵さん

職場近くにあるラーメン屋さんです。
奥まっているのでなかなか気づきませんが、隠れた穴場です。

おすすめは看板メニューのみそラーメン。
クセになりますよ~。

ぜひ、お試しください!

みそラーメン
外観












メニュー













<Tip>
店       名 昭栄庵
営業時間 11:00-15:00、16:00-19:00、日曜営業
住       所 気仙沼市赤岩杉ノ沢73
URL  http://tabelog.com/miyagi/A0404/A040401/4013698/


2016年6月19日日曜日

さくらんぼ

山形県からサクランボの贈り物!
もうそんな季節ですね。
今年は例年より出荷が早いようですが、相変わらず甘くておいしいです。
年に一度のお楽しみ。
これぞ本場のさくらんぼ!ごちそうさまでした~。

佐藤錦 (東根産)

2016年6月18日土曜日

5分前行動

大分昔、小・中学校の時や最近では冬道運転の時などでしょうか、よく”5分前行動”のような標語を耳にしました。

ゆとりを持って行動するにねらいがありますが、単純ながらも実に優れた言葉だなぁ・・と改めて実感、特に予定がぎっちり詰まっているときほどこれ効果抜群です。

ちょっとしたことですが、心にゆとりをもつことが何につけても大事ですね。

2016年6月17日金曜日

冊子「宮城の水産業2015」

冊子「宮城の水産業2015」が公表されました。
宮城県の水産業の”今”が分かりますよ。

○冊子「宮城の水産業2015」
http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/library/FisheriesIndustriesMiyagi2016.pdf

2016年6月16日木曜日

あさひ鮨

仕事を終えて、南町紫市場にあるあさひ鮨さんへ。

外観












あさひ鮨さんはフカヒレ鮨が有名ですが、今日はとりとめもなくカウンターでのんびりとお話ししながら好みで握りを注文。

ご紹介は2品、まずは三陸名産ホヤのあぶり鮨!
あぶられることでホヤ特有のえぐみのようなものがなくなります。
これならホヤがあまり得意でない人にも食べやすい、クセになるかも・・。

三陸名産ホヤの炙り鮨












もう一品、アナゴです。
だいぶ水揚げも増えてきたアナゴですが、こちらも絶品。
親方自慢の塩とツメ(タレ)どちらもほっぺが落ちるおいしさなのです。

アナゴ鮨












ごちそうさまでした~。

2016年6月15日水曜日

PINO

帰りのコンビニで見つけたピノです。
夏向けの新商品、ソレイユパッション!これがまた甘酸っぱくておいしい。
密かなマイブームなのです。
6個入っているアイスのうち、1つが星形に~☆
当たりでしょうか(笑)

Pino
当たり~!












みやぎ水産の日(ホヤ)

第3水曜日、みやぎ「水産の日」がやってきました。
今月のオススメはホヤ(Sea squirt)!です。


水揚げの様子
ホヤ


その形状から「海のパイナップル」と呼ばれるホヤは宮城県が生産量日本一!
独特な風味から三陸の珍味として知られますが、それだけで味の五感(甘味、酸味、苦味、塩味、うま味)を体感できるめずらしい食べ物とも言われています。


むすび丸の登場!











むすび丸もお手伝いに来ました~(笑)
旬を迎えたホヤ、是非お試しくださ~い。


リーフレット(表)
リーフレット(裏)

















2016年6月13日月曜日

宮城県漁業士認定式

 平成28年度宮城県農業士・漁業士退任者感謝状贈呈式及び認定証交付式に参加してきました。式典では、村井知事より退任者に感謝状が贈呈、また、認定者に認定証が交付され、その後、知事を交えた記念撮影、知事挨拶、来賓祝辞、退任者および認定者挨拶などが行われました。

 漁業関係では、平成28年度認定後の漁業士数が、指導漁業士が85名(うち女性7名)、青年漁業士が44名(うち女性0名)で合計129名(うち女性7名)となりました。

 みなさん、頑張ってください!

入り口
次第


認定証授与

知事挨拶























2016年6月9日木曜日

水産セミナー2016(第5回講座)

気仙沼市と東京海洋大学が共催する水産セミナー2016 の第5回講座(今期最終回)に参加してきました。毎回が勉強になります。以下、忘備録として。

・水危機についてはすでに2015年1月のダボス会議で「潜在的な影響が最も大きいと懸念
 されるグローバルリスクは水危機である」と報告されている。
・主なところでは、(1)人口増加の二倍の速度で水利用が拡大していて、2025年までに
 世界人口の3分の2が水ストレスに暴露されると想定されている。
・また、(2)世界人口の9人に1人が改善された水源に飲み水を求めることができず、3
 人に1人が改善されたトイレを利用できない結果、毎年約350人が命を落としている。
・さらに、2000~2006年の間、洪水や高潮等によって、30万人にも上る人々が亡くな
 り、4220億ドル(約50兆円)相当の被害がもたらされている、など。
・3分の1ルール
・マーケッティング→作るが正しい順番
・価格訴求から勝ち訴求への転換

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<会議メモ>

1. 開会

2. 挨拶
 気仙沼市・菅原市長
東京海洋大学・東海正副学長

3. 講義
今後の食の環境と私の仕事観(日本ハム株式会社、小林 顧問)

・バーチャルウオーター:食料を輸入している国において、その輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要になるのかを推定したもの。
・安定した水資源の確保と自給率の向上(フードマイレージの見直し)
e.g. ハンバーグ100g作るのに必要な水の量は約1.9トンが必要になる。
・先進7カ国自給率:カナダ(159%)、フランス(129%)、アメリカ(127%)、ドイツ(92%)イギリス(72%)、イタリア(61%)、日本(40%)
・国策として食料安保政策を進めないと今後は大変なことになる。
・食品廃棄物発生量は5年間で390万トンの削減:飼料、堆肥、燃料などにリサイクルされる割合は85
・国内食品ロスは2012年推定で642万トンだが、50%は家庭から出ている。
・流通業階の商習慣:3分の1ルール
・賞味期限が3分の1(半年の商材であれば2ヶ月)を過ぎると小売に納品できない、返品廃棄となる。
・日本においてもフードバンク運動の活性化が必要。
・近い将来への食料需給の課題:先進国の中でも最低の食料自給率、地産(ものづくり)、物流、流通の連携強化、6次産業の育成と地産地消・地産外消の醸成、規制緩和により、強い水産業・競争力のある産業の育成、品質に対する安全安心への担保
・価格販売から価値販売へ
作ってからマーケティングをするのではなく、マーケティングから作るのが大事である。
・グローバル化の中で強い競争力を持つ!
・何が何でも自給率を上げる。
・私の仕事観:顧客満足の視点に立ち物事を考える、現場、現物、現実三現主義、仕事そして生きる上でのモットー;意地、知恵、情、和のバランスを持って対応する、相手の人格、人望を尊重し、相手の目線に合わせて対応する。
・忍耐することが大事である。
・ニーズをどう捕まえるか、地方の特色をいかにPRしていくのか、消費者にどう付加価値を提案していくのか、特色をどのように消費者に売っていくのか?、新鮮な魚を食べさせる。
・消費者のニーズは間違いなく変わっている
・価格から価値へ変わってきている:価格訴求から価値訴求にいかに変えていくのか、どうチェックしていくのか、どんな商品を作っていくのかが大事である。

4. 質疑応答
Q:日本が水産で世界と戦うことを考えると、どのような戦略を持てば良いのか?(東海副学長)
A:漁業協定、北欧は秩序ある漁業をしている。付加価値訴求のできるような製品開発、流通と一体となって。(小林顧問)
Q:マリンフーズを傘下にして81年、日ハムはもともと食肉が専門の会社であるが、水産のお仕事、水産ビジネスを始めるにあたってここの部分を水産に加えたとか、ここが欠けていたから水産に加えたとか、ポイントがあれば教えて欲しい。梨田監督の後に栗山監督を抜擢した判断根拠も教えて。(菅原市長)
A:水産由来の調味料、畜産由来の調味料をいかに添加して作るかが加工のポイントにな 
  る。また、副産物をいかに活用できるのか。水産でもどの調味料をブレンドしてい  くのかが大事である。監督はどこのチームでも5年を目途にしている。名選手は名監  督ではないというのはある。栗山監督はやはり人格。もちろん、能力があるから採  用する。日本ハムのドラフトは少年野球から選手を注目して見ている。(小林顧問)
C:マリンフーズは気仙沼で大変お世話になっている。今の時代の加工品は即食性や簡  便性はもちろんだが、もう1つの要素は美容性が挙げられる。今後ともよろしくお願
  いする。(マリンフーズ社長)

5. 閉会



セミナーの様子




2016年6月8日水曜日

気仙沼水産試験場の竣工式

東日本大震災で被災した宮城県気仙沼水産試験場がついに復活しました!
今日は竣工式が行われ、名実ともに本格的な業務が再開されます。

再建された施設には漁業者が使用できるオープンラボも備えられていて、今後、現場密着型の事業が展開されます。

宮城県北部海域における調査研究の中核として、今後の活躍に乞うご期待!なのです。



☆☆当日ニュース(仙台放送)がユーチューブにもUPされてました~☆






看板
要覧


正面入り口

竣工式の様子①

竣工式の様子②

竣工式の様子③

施設見学

オープンラボ



































2016年6月7日火曜日

とんかつ勝子

今日のおずばでは天ぷら定食!
メカジキの味噌ニンニク焼きも一緒に。
おいしくいただきました、ごちそうさまでした~。

天ぷら定食
メカジキの味噌ニンニク焼き













○とんかつ勝子
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20120414/305662/

2016年6月6日月曜日

あじ蔵

職場の飲み会であじ蔵さんへ。
お料理はいずれも上品で、お酒ともにおいしくいただきました。
地元にこういうお店があるのはうれしいなぁ。
ごちそうさまでした。

外観
鼎心





中華タナカ

今日は南三陸町への出張があったので、歌津にある中華タナカさんへ。
五目焼きそば!
久々に来ましたが、やはりおいしい!
このあんかけはクセになります。

五目焼きそば













○南三陸なう
http://m-now.net/2015/12/blog-post_29-3.html

2016年6月5日日曜日

昭和の剣豪

かねてより見たかった「昭和の剣豪」が届きました。

昭和の剣豪













現代剣道とひと昔前の剣道、往年の名剣士の先生方がどのような心構えで実際に稽古に励んでいたのか、映像に垣間見る学びの場。

先生方の中に思いがけず乳井義博先生の名前も!?

乳井先生は私が剣道を習った先生の先生でもあり、お話だけは聞いてましたが、まさか当時の肉声や映像があるとは思わず、深く見入りました。

乳井先生の剣道観はまさしく現代にも通じるところがあります。

豪快にして冴えのある技のきれ、手首の柔らかさ、映像をとおして師弟同行を実践されているお姿はまさにお手本です。

今後の稽古に活かしていきたいと感じました。

○武道家が一命を賭した修行の姿、名剣士たちの試合と稽古を捉えた、貴重な古フイルムを発掘。剣聖持田誠二に挑む往年の名手中野八十二。若き日の天才剣士森寅雄。剣道界きっての鬼才と称された乳井義博の稽古と剣道観。現代剣道の第一人者として活躍した中倉清。剣道界にその名を轟かす剣士群像を描く。

2016年6月4日土曜日

喫茶カフェラテ

今日のお昼はカフェラテさんへ。
久々にピザをいただきました。
外観












バンビーノ!
クリームチーズにハムとたくさんのコーンで満たされています。
綺麗な模様のキャラメルラテとともに。
ピザ:バンビーノ
キャラメルカフェモカ












朝はクレープのモーニングもやっているのですね。
モーニングクレープ












ごちそうさまでした。

○食べログ:http://tabelog.com/miyagi/A0404/A040401/4007578/

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店名:カフェラテ
住所:気仙沼市田中前1-4-8
電話:11:00-18:00、火曜日定休