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2017年5月31日水曜日

業務打ち合わせ

食品のLCAを強力に推進する業務打ち合わせ、キックオフミーティングで東京へ。
毎回が勉強になるし、これだけ環境が整っている中でしっかり進めなければウソだと思う。
最初から全力疾走でいこう。

新幹線
夜の部はいつもの会場で

煮込みうどん


カール~♪

(仙台生活61日目)





2017年5月30日火曜日

みやぎサーモンGI登録!

宮城県における養殖ギンザケの最高級ブランドである「みやぎサーモン」が、国の地理的表示(Geographical Indication:GI)として登録されました~。

<GI登録とは>
・地理的表示(GI)保護制度は、長年培われた地区別な生産方法等により、高い品質と評価を獲得した農林水産物・食品等の産品の名称(地理的表示)を、知的財産として保護する国(農林水産省)の制度です。
・基準を満たすものに「地理的表示」の使用を認め、GIマークを付すことができます。

宮城県の農林水産物・食品等では初の登録になります。

「みやぎサーモン」は、水揚げ時に「活け締め」や「神経締め」の処理を施したギンザケを指し、美しいサーモンピンクで、刺身で食べるとさっぱりとした脂がのり、甘みとうまみが特徴なのです。

ぜひお試しくださいね!

地理的表示マーク

みやぎサーモンのお刺身














(仙台生活60日目)



2017年5月29日月曜日

剣道(2017年13回目)

仙台東武道館。

高橋誠先生、白石先生、千葉先生に稽古をいただく。

髙橋先生:全体的にかたい。手首を使って柔らかく。攻め合いの時には自分が入り相手が
     入るからそこで駆け引きになるが、相手が入って自分が動かないと待ち剣にな
     る。そこは注意。
千葉先生:左手を使う。中心を攻める。打突時に自分から開かない(右に逃げない)。足
     を前に出すが、それは左足、足裏を上げて推しだす感覚。ひかがみチェック。
丹野先生:構えの時に右手が竹刀を握っていない。確認して。

打ち込み時の足。右膝を前へ、左足裏で押し出す、意識の中での左右の力加減は五分五分の配分か?次回確認。

(仙台生活59日目)



2017年5月28日日曜日

剣道(2017年12回目)

グリンピア岩沼(NTT稽古会)

白石先生、大信田先生、齋藤先生、佐藤さんに稽古をいただく。

白石先生:竹刀をにぎった右拳が中心を守る生命線でもあり、これがずれているのは良くない。打突のときに肩の高さより右手が上がるのはダメ。また、左手も動かしすぎるべきではない。ちょっとの動きで中心から大きく外れる。

大信田先生:出鼻が良かったのではないか。相手の竹刀が中心に引っかかるのは剣先を殺していないことになるが、そこは崩せればよいが、先んじて乗っていると言うこと。崩すことを念頭に今の調子で進めればよい。逆に私としては応じ返しなや引き出しなどすべきとの見方もあるのである。

(仙台生活58日目)



2017年5月27日土曜日

かつせい

仙台市北目町にあるとんかつかつせいさんに来ました。
今日は特ロースかつにご飯、なめこ汁を付けて注文(1,560円)です。

店内はカウンター、テーブルと小上がりがあります。
仙台を代表する老舗のとんかつ屋さん、お店の雰囲気も昔ながらで好きだなぁ。

土曜日のお昼ということもあり、行列です。
列に並びましたが運良く30分程度で入店、スタッフさんのオペレーションもさすがです。

さて、特ロース!切れ目が入り、10切れに分割されてます。
分厚いロースは柔らかく、脂身が少ないですね。
ご飯は宮城産の純ササニシキ!揚げ物にはさっぱり系のササニシキがよく合います。

おいしくいただきました!ごちそうさまです。

看板
特ロース、ライス、なめこ汁


店内

入店を待つ人々の列


(仙台生活57日目)


2017年5月26日金曜日

剣道(2017年11回目)

仙台東武道館。
今日は高橋誠先生と加藤先生に稽古をいただく。

高橋先生:リズムで間合いに出たり入ったりするのではない。また、基本的には下がらない。接刃から一足一刀の間へ入るが、一足一刀に入ったからといって打たなければならないと言うことではない(間の攻防)。ここからが駆け引きで、そこを勉強する必要がある。

加藤先生:中途半端にしないで打ち切ること。また、そういう稽古を心がけると良い。


(仙台生活56日目)



2017年5月25日木曜日

ツタヤカード

遅ればせながら?ツタヤカードデビューしました。
普段はPontaを使っているから必要なかったのですが、遅ればせながら。
っていうか、ドラえもん!いいね。

ドラえもん柄ツタヤカード











(仙台生活55日目)



2017年5月24日水曜日

新しい水産基本計画

水産庁が策定した新たな「水産基本計画」及び「漁港漁場整備長期計画」に係る説明会に参加してきました。
今日の説明会の概要をメモメモ。

1 開 会
挨拶;大久保室長(水産庁水産業体質強化推進室)

2 議 事

(1) 新たな「水産基本計画」に係る説明及び質疑応答(大久保室長)
 基本計画冊子を使用して重要項目を中心に説明した。①水産資源の持続可能な形でのフル活用、②国民に対する水産物の安定的な供給と漁村地域の維持発展が骨子となる。2017~2021年度を計画期間とする。
・基本的な方針はこれまでと同じ路線を継承するが、日本漁業の国際的な競争力を高めるため、今後の生産主体となる「担い手」に重点的に経営支援をおこなうとの説明がなされた。
・また、従来の基本計画との違いとして、科学的な資源管理の推進や、企業の漁業参入促進(P10)※が文言化された。 
※やみくもに企業を入れるということではなく、水産資源の総合的な有効利用を念頭に、十分な活動ができていないところをもって企業の力と漁業者の連携ができるところがあれば、どんどん使おうという立ち位置。そのために、ガイドラインを策定し、活用できるところがあれば漁業者と企業のwin-win関係を築いていきたい。
・水産物の自給率目標について、食用魚介類70%、魚介類全体で60%、海藻類は73%を目標とする。
・その他、計画本文は検討を続ける、検討して成案するなどの表現が、今まで以上に出てきている。今は時代の流れが早いので、必要な検討はやることを宣言したもので終わっている。
Q:遠洋漁業のことをどう考えるか?多様な方式とは?(p20)(東北大)
A:相手先国に入漁を頼むところがあり、自国だけでハンドリングできない事情もある。国としては当然前進させたいが、相手のあること、情勢を見ていきたい。多様な方式とは相手国によって協力の見返りによってとか、入る先の国の条件(意向)に対応しながら進めるという意味である。(大久保室長)
Q:広域浜プランは今後、予算化すると見て良いか?(秋田県)
A:広域浜プランは元々競争力強化のために効率化できるところはしようというのが基本的な思想だが、現状、予算の実情はついて行ってない。財源は当然進めていきたい。(大久保室長)
Q:エコラベル乱立が進むが、この辺の見解は?(岩手県)
A:MSCとか他にメジャーになりつつあるラベルはあるが、日本のエ
コラベル認証制度はオリンピックとか契機に世界に認知されるようにしなければならないと考える。国内だとMELとAELはあるが、海外のものとは別物、統一するとか言うよりもそれぞれが出てきている。個人的にはそのようなラベルが付いていなくてもこれまで高度な衛生・品質を考えると良い気もするが、国際社会に対する対応を念頭に考えないといけないと思う。水研の“SHUN”プロジェクトなどでの対応も進んでいる。(大久保室長)
C:漁村では渚泊もあるが、沿岸では人口流出が進んでいる。震災復興も漁協と市町村も含めた漁業の活性化があっても良いと思ったが、その視点からも支援いただけると嬉しい。(県漁協)

(2)「新たな漁港漁場整備長期計画」に係る説明及び質疑応答
・4つの重点課題;①水産業の競争力強化と輸出促進、②豊かな生態系の創造と海域の生産力向上、③大規模自然災害に備えた対応力強化、④漁港ストックの最大限の活用と漁村のにぎわいの創出(←新たに追加)
・各課題の共通事項として、ICT化を促進する;漁港施設情報の電子化、漁港点検システム、ICTを活用した藻場のモニタリングシステムの開発(ドローン等)。

3 閉 会                  

説明会の様子











(仙台生活54日目)




2017年5月23日火曜日

尚志会の幹事会

我が社の高校同窓幹事会。
入社ホヤホヤの若者後輩から熟練の先輩まで総勢12名が集合。

先輩とのお話は実体験に基づいていて参考になる。
また、若者との会話、彼らや彼女らが何を考えているのか聞いているのはおもしろい。

有意義な夜。
お邪魔した2軒のお店の感想を少しだけ、いずれも良いお店でした~。

○1軒目 夜ノ焼魚ちょーちょむすび
仙台市青葉区上杉にある夜ノ焼魚ちょーちょむすびさんに来ました。
今回は飲み放題(4,000円)にて注文です。
はじめて来ましたが、お店の雰囲気、お料理、お酒など良いですね。
全部おいしかったですが、特に魚料理はすばらしい。この価格でこれだけのものはなかなか食べられません。
また来ます、ごちそうさまでした!(≧∇≦)


焼き物
サラダ


刺身

薩摩揚げ

安室奈美恵ソーダ割り

外観



























○2軒目 仙台錦ばる
錦町公園の近くにある仙台錦ばるさんに来ました。
今回はスパークリングワイン(400円)を注文です。
おしゃれな店内はカウンターとテーブル席があります。
店員さんもおもしろい。
二次会としてお酒しか頼みませんでしたが、次回は食事もかねて来たいと思いました。
ごちそうさまです。♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪


外観
ワインのソーダ割り











(仙台生活53日目)



2017年5月22日月曜日

北日本漁業経済学会

今日は久々の江戸!北日本漁業経済学会のサンマシンポジウムに参加してきました。
主な概要は次のとおり。

【全体概要】
・近年のサンマ生産はサンマ資源の減少,漁場の遠隔化,サンマ回遊経路の変化から不良が続いている。
・生産者としては水揚量が減少しても単価が上がることで収入は何とか確保できるが,加工屋としては,原料がないことは死活問題である。
・実際問題として,加工屋では施設は復旧してきたが,加工で必要な量の半分しか原料を確保できていない。
・加工屋として日本漁船によるサンマにこだわりたいが,ないなら海外産でもやむをえない。
・サンマ原料を確保する方法に輸入や海外船の活用がある。
・輸入は増える見込みが当面ないことから国内在庫でまかなっているが在庫は減少している。
・一方,他に海外船を漁港に水揚げ誘致するなど,船凍物を取り扱うルートを作るというという方法も原料確保の選択肢の1つではある。
・海外(台湾)船はサンマの取り扱いが雑だが,指導すれば改善が見込める。
・日本はサンマの鮮魚システムが確立しているので,国内誘致で船凍サンマを扱うとなると各種の条件整備が必要となるであろう。
・日本食は世界に認められており,その文脈からも日本でメイドインジャパンとしてブランド化を進める必要があり,土台となる原料不足は解決すべき課題である。

二平会長の挨拶
 
パネルディスカッション









今年の初鰹(勝浦産)
懇親会の様子












【各論】
趣旨説明
・日本におけるサンマの漁獲量は2010年以降に減少した。
・外国漁船による漁獲が増し,未利用資源も使われ始めている。
2015年,2016年と2年続けて1980年以降の最低水準;加工で必要な量の半分しか確保できていない
・日本漁船から見て漁場が遠い。また、ロシア主張200海里内の問題,公海域での外国船との競合問題もある。
・加工では原料が高く,必要量が入らない→経営が厳しい。

1.近年のサンマ資源に何が起きているのか(東北水研,巣山氏)
・不漁の原因をどう解釈するか?
・近年の状況:①年間の2010年以降,資源量が減少,②特に日本に近い海域で減少し,魚場まで遠くなる,③沿岸に近づきにくい海洋条件が続く。:日本の漁獲量を決める3つの要因がいずれも悪条件であった。
・外国漁船との比較:漁場と操業形態の違いが漁獲量の動向を分けた。
・台湾は船の数は増えていないが,大型化は進んでいる。台湾船の沖獲りは確かにあるが,漁獲へのインパクトは海洋条件悪化が利いている(水温上昇とサンマ回遊経路の変更)。
NPFCの活用,日本単独での管理は不可能である。

Q:昔は北海道に小型船,東北に大型船だった。漁船の構造を示してほしい。200海里の線引きを示してほしい。中国や台湾は日本が発表した情報を基にして魚を捕っている。情報を出しすぎなくて良いのではないか。中国は人口をまかなうため政府が燃油を出している,ロシアは牧畜できない,台湾は売り込みに来ている。
A:漁船,今は北海道でも100t超えの船がいる(小さい;20-40t,大きい100-200t)。北海道と東北の格差は小さくなった。200海里の線は差し支えない範囲で出したい。沖合の情報は難しいところがあって,国際会議では科学的な情報がベースになるので出さないわけにはいかない。実情は生データを出せの話も出ていて。各国とも獲りきって良いとは思っていない。最近は人口衛星から台湾船の動向も見ることができるようになっていて,それを見て漁業者が出漁することもある。中国船を見る機会は増えた。少なくともサンマについては,国際条約で隻数を極端に増やさないとなっているので心配はしてない。虎網によるイワシやサバの方がずっと心配である。
Q2区から1区に補給されるというお話,どういう海況条件の時に増えるとか減るの条件を明らかにしないといけないのではないか。サンマは昔から風に強く流れに弱い。これから先はその辺がポイントになるのではないかと思う(為石さん)
A2区から1区,現在モデル化していてもう少しで発表できると思う。定量的に示したい。海流や海峡条件は筧さんが調べている,温度の履歴検査も合わせて進めていた。データを増やして示していきたい。
Q:近年の減少と過去の減少の理由は同じなのか・違う理由があるか?
A:体長の小さい,沖合化,  80年代の減少は沖合化で似ている。90年代の減少は沖合化ではなく来遊時期の遅れである。完全一致はないが,似ているところはある


2.サンマ漁業をめぐる情勢について(全さんま組合,大石氏)
・漁海況の変化に伴うサンマ漁業の変化(漁場の遠隔化
・ロシア水域での操業の現状(取締りの厳格化
・公海におけるサンマ操業の検討; ロシアもサンマ漁獲が減少している為,洋上売買の検討がされている。
・東日本大震災からの復旧・復興; 代船建造により150隻程度まで回復(震災前より減ったが,新船なので漁獲力は向上)

3.サンマの水揚量および価格推移と輸出入の状況(漁業情報サービスセンター,緑川氏)
・全体水揚げ金額は10年前から横ばいで推移しているが,水揚げ単価は3倍になった。
・輸入は増えても1tレベルで近年は5千t(輸入は限定的で極端には増えてない)。
・輸入在庫を加えた需給量は15/16年と14t14年から10t落ちている。
C:経済省のIQ枠で輸入は増えないのではないか。
C:加工屋としては150円のサンマは高くて使えない。

4. 流通加工業者から見た課題(南気仙沼組合,加藤氏)
・サンマのことを季節限定の特殊性ある魚種と我々は捉えている。
9月上旬までは鮮魚が出回り,年間の値段によってその年の加工品の量が決まる。
・水揚げが安定していけば加工屋も楽なのだが,乱降下が大きいのが悩みの種。
2区まで日本漁船が出ていかないと成り立たないのではないかとみている(安定的な加
工ができない)。
35t時代はサンマいらない(猫またぎ)とまでいわれたが,今は四苦八苦している。今の11-14t時代は200-250億,2025tぐらいの水揚げが適切と思う。それより増えても減ってもダメと思う。ロシアや中国,台湾を入れると総量は一定だが,日本の割合は少ない。台湾のような沖に出ることも日本さん確保には大事なのではないか。
世界にサンマを売り出すことを考えると,日本で生産された,日本で加工されたものをブランド化していくことが大事ではないか日本食は世界中から認められるという文脈からも必要なことと思う。1人ではダメ,三位一体(産学官)となって進まないと勝てないだろう。日本国内の胃袋は小さくなるので,海外に打って出ないといけない
・震災後,サンマを専門にやってきた人は廃業している(原料高,販路など)。ただし,資源が回復して25tになれば,各設備関係の処理能力はほぼ戻っているので,漁獲が復活すれば処理できる状況にはある。
・台湾産のサンマも(個人的なルートで)買っているのだが,日本の価格が標準になる(日本の価格で台湾の価格が決まる)。台湾の魚を見ていると,ダンボールは綺麗だが,途中の処理は酷い。手づかみで,これが普通だと言い張る。そして日本と同じ価格を請求してくる。買うとか買わないとかの話になるが,最終的には日本以外に売り先がなかったので,値引きで買えていた。ただし,最近,台湾も中国やロシアに売る方が得と分かってきたようで,彼らは今後,中国やロシア向けにシフトするだろう。
・日本の輸入は増えないだろう。加工屋は減っているので,必要量も減るだろう。漁獲に関しては,今後,大きく増えることは期待できないが,増えて欲しいけど,2223万トンとれれば,加工屋としてはやっていける。
C:魚に対する認識の違い。日本人はサンマを食べる。外国人はサンマと言う名の魚を食べる。外国人はサンマに油を引いて焼いて食べる。
C:向こうの人はサンマが油を持つとの認識がない(中国の事例)。日本はサンマが無ければ100円でも150円でも買うが,向こうは150円だとダメ。海外ではサンマという魚とはサンマに価値を求めているわけではなく,あくまで魚の1つと見る。
C:日本的な感覚は海外には通用しない。彼らは新鮮でも古くても大きくても小さくても同じ価値観であり,魚を食べたという事実に変わりない。
C:日本の漁業の付加価値は高めていかないといけない。沿岸でとる沖合でとる,北上群など物によって違う。価値をつけて差別化しないと,認証を作るとか認知させないとダメと思う。価値がつけば120円とか150円とか 生産,卸,加工が連携しないといけないと思う。
Q:船凍品, 船上で凍結かける サイズ選別などはそんなに良いものではないとイメージを持つ。箱詰め,規格化はされるが,バラツキとかはどうだったか(台湾のもの)? 儲かる漁業など凍結限定の船もできたし沖合の話もあったが,ドバッと持って来て10g単位できっちりとして,そういう体系にはまだならないのか,船上でも10g単位の区分など,船凍品を取り扱えるのかの疑問はあるが?
A:丸得1160g以上から2160140g,・・・5号まで大まかな選別をかけてやっている。船の中で凍結前にしている。
Q:加工屋さんとして台湾産のものはサイズのばらつき問題をクリアしているとの認識で良いか?
A:結局はこちらから指導した。それによって台湾船もサンマの扱いが変わって来た(船の上で選別した)。加工屋として以前は自分たちで入荷後に再度選別していた(これは必要だった,今は精度があがった)。
Q:台湾のサンマでも欲しいか?
A台湾のサンマは船の能力が高く,凍結の鮮度も良いので,結論としては欲しい。マイナス40度くらいでサンマの首が折れる。凍結しすぎてもダメ,イカと兼業。後は,彼らは大雑把で適当,買い取りで二等品にまで価値を下げたらちゃんとやるようになった。基本的に商社が持ってくるものはいいかげんで,原料は自分たちでみないとダメ。今の日本の199t船ではスペース的に困難。2,000tの船なら選別機を搭載できる。ただし,これをやると卸と加工屋の関係も変わるのではないかだろう。加工屋としてない年間の処理量をさだめて水揚げ状況からサンマ,イカなど一年間の原料をどう手配するか考えるダメな場合は輸入を考える,半年分とかしか確保できないとかでダメなら別の魚種,新商品の開発にすすむ。青物ではサンマが人気は一番高い。やっていきたい。業界サイドから行政とお話ししてもよい,私としては望んでいるのだが。一番美味しい時期のサンマを食べて欲しい,その意味で旬であるは910月食べて欲しい。5月の洋上漁獲は本音としてはやめてもらいたい。国際問題もあるのでダメとは言わないが,業界が一体となって考えないとダメと思う。

<総合討論>

NPFCとして国際的な資源管理をして行く。これによって管理体制を進めていかなければならないと言うことは総意として異論ないと思うが。

Q:海外の資源認識は?
A2014年は台湾,中国はいくらとっても大丈夫の認識だったが,最近は乱獲まで行かなくても取りすぎと認識し始めたようだ。無尽蔵にいると言う認識は持ってない。その分,マイワシやサバに回っている。(巣山)
C:一般の人にとってはサンマの開きならどれでも同じ。表示は台湾の原料で加工はここでやりましたとの表示はしている。ブランドの意味では,生産から日本にしたい。実際は世界でサンマを食べ始めている。国内にしろ,海外にしろ,メイドインジャパンをどのように差別化して行くか?に行き着く。
C:量販店さんも脂などを表示して販売したが,バイヤーさんは自然界のものはそこまで
必要ないと言い張る。りんごとかは別物と。こちらから提案しても受け入れられない。
C:今日のサンマは脂質何%まで徹底してやったが,受け入れられなかった。魚の美味しさをわかっている日本人が,昔は魚屋さんがやっていたが,知らなくなっている。今は質云々よりも値段が先に来ている。特に若いバイヤーはその傾向,値段がすべてで本当の質を求めていない売り方をしている。そこも問題である。
Q:外国船との比較で,扱いが悪い,規格が揃っていない,台湾産は漁期が長い(脂ないものもあるが),外国産がそのへんをしっかりやって来た時に日本産はどう対抗するか?
A:実際に指導した感じでは,扱いが良くなっていて,報告もする。私としては日本船のものよりは台湾船のものが良いと言うのはある。ただ,良いものではあるが,認めたくないと言うのはある。日本にはもっと良いものを作って欲しい。漁場が遠くなって鮮魚の鮮度は落ちてくるので,基本は鮮魚だが,船凍品も選択肢には入ってくる。加工屋としてはソコソコの値段なら買う。
Q鮮魚と船凍の流通システム,これがいかに共存するか。こちらは沖のものが入ると流通が崩れると指摘している。
C:今の漁船体制としては沿岸に来れば20万トンくらいとる能力を持っている。ここが長期的変動のイワシとの違い。今の不漁,2010年から7年で長引いている。外国船の海外進出と合致している。昔は日本船だけだったから変動はあってもならせば数は確保できていた。
C:日本は南下群をとるが,海外は北上群をとる。台湾5月から,中国は6月から。ただし,漁獲の多くは8月以降なので,北上群はそんなに間引かれていない。
Q:レジームシフトの中で影響を受けたと言えるか?
A:データの蓄積が少ないので断定できないが,1区では減少しているものの,2区や3区では減っていない。マイワシほど大きな変動はないとみている。ただ,アカイカのように漁場が広がると解釈はまた変わる。
C:サンマは年中産卵,範囲もサンフランシスコまで広域なので,魚種交代の魚としての議論はできないとみている。
C:外国船が獲るようになってから減っていると言うのはやはり関係性を否定はできないだろう。
C:中国は上海と北京でもまた違うし,まともなデータは出てこない。そう言う国である。中国がサンマを獲り出したら,なんでもやりかねない。
Q:漁期末の小さいサンマの漁獲を控える方が良い?の話はどうか。
A:産卵場としてどこが大事かわからない。漁獲調査の年齢からは沖で育ったもののようだ。よって,日本近海で生まれたものかどうか確信がない。
C:日本漁船が沖までサンマを獲りに行くと言うお話。海洋大の上野さんが新しい方式を提案,イカなどと兼業にして船を300tなど大きくして,周年操業というものあった。
C船凍品は日本の水揚げが少ない時に国内へ,多い時には海外へだすというやり方。流通を乱さないようにというのがある。
Q:原料確保に向けては段階的にでも試験的に海外船のものを入れるなど浸透させるのがよいのではないか?
A:日本の加工をどのようにして行くのか,ブランドをいかにしていくのか。陸上の冷凍処理施設は残しながら冷凍船をどうするか。漁船は船が減っても金額で確保できるが,加工屋は量がないと補填できていない。海外のものを入れることができるなら,沖用に船を作らなくてもよいが,加工屋としては日本で獲った船にこだわりたいというのもある。輸入するよりも日本船がとったものが良い。ただし,台湾船に気仙沼なりに入港させて,加工屋が納得する品質を確保するように指導することは現実にはありなのかもしれない。この方法なら大きな新船を当面は作らずにすむし,試験的に大型船による沖獲りの可能性も検討できる。台湾船をまるごと傭船するという可能性はある。国内サンマの水揚げ状況(予測)と併せて弾力的に運用できれば良い(鮮魚との棲み分けで難しい面は多分にあるが,選択肢としてありだろう)。

(仙台生活52日目)



2017年5月21日日曜日

出船送り

今日は二十四節気句の小満(しょうまん)。
「あらゆる生命が天地に満ち始める」という意味の節気。
日ごとに上昇する気温に、麦は大きく穂を実らせ、草木の緑は色濃くなっていきます。

さて、今日は臼福商店さんの遠洋マグロ延縄漁船、第十八昭福丸さんの出船送りに参加してきました。
遠洋船は一度航海に出ると1年以上は戻ってこないので、しばしのお別れとなります。

出船送り、港町気仙沼では、マグロやサンマなどの出航に際して乗組員の家族や友人、関係者らが一堂に会して福来旗(フライキ)や色とりどりのテープを持つなどして漁に向かう皆さんを送り出します。
まさに水産業が盛んな気仙沼ならではの地域イベント。

こういう文化はこれからも残していきたいし、残すべき大切な文化と思っています。
乗組員さんの幼い娘さんでしょうか、またあとでね!の言葉がとても印象に残りました。

まずは航海の安全と大漁を祈念しております。
いってらっしゃ~い!

出船送りに集まる人々
テープ準備


船に掲げられた旗

出港準備

出船送り

出港



























(仙台生活51日目)


2017年5月20日土曜日

失敗の本質

失敗の本質-日本軍の組織論的研究-(戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎/中央公論新社)を読了しました。

こちらの本、オリジナルはダイヤモンド社より1984年に刊行されており、すでに33年を経過してますが、陳腐化することなく、今に通じる貴重な指摘が多分に含まれています。

読み進めていく中で、日本近代史、特に大東亜戦争をレビューすることにもなります。

失敗の抽出、共通する課題の整理、そして問題の本質へと本書は進みますが、ところどころに含蓄された示唆が述べられており、深く考えさせられます。

組織であれ、個人であれ、大きく集約すると「自己革新」がキーワードと読み取りました。

機会あるごとに読み返したい良書、オススメです。

もくじ;
序章 日本軍の失敗から何を学ぶか
一章 失敗の事例研究
    1 ノモンハン事件-失敗の序曲
    2 ミッドウェー回線-海戦のターニングポイント
    3 ガダルカナル作戦-陸戦のターニングポイント
    4 インパール作戦-賭の失敗
    5 レイテ海戦-自己認識の失敗
    6 沖縄戦-終局段階での失敗
二章 失敗の本質-戦略・組織における日本軍の失敗の分析
三章 失敗の教訓-日本軍の失敗の本質と今日的課題

<防備録>
メモ;
・目的の不明確さ、曖昧さは失敗の序章である(明確な目的、やめどき)。
・戦略と組織の特性は個々に無関係に存在するのではなく、それぞれの特性の間に一定の相互関係が存在する。
・組織の環境適応は、かりに組織の戦略・資源・組織の一部あるいは全部が環境不適合であっても、それらを環境適合的に変革できる力の有無がポイントとなる。
・ただし、逆説的だが、環境に適合しすぎても、失敗に繋がるので留意が必要;進化論では適応しすぎて特殊化し、結果、多様性が損なわれた事例あり;適応は適応能力を締め出すこともある。
・組織文化は、①価値、②英雄、③リーダーシップ、④組織・管理システム、⑤儀式などの一貫性を持った相互作用の中から形成される。

あとがきより;
・日本軍の失敗の本質とは、組織としての日本軍が、環境の変化に合わせて自らの戦略や組織を主体的に変革することができなかったことにほかならない。
・戦略的合理性以上に、組織内の融和と調和を重視し、その維持に多大のエネルギーと時間を投入せざるを得なかった。
・このため、組織としての自己革新能力を持つことが出来なかった。
・組織としての環境適応に失敗したのはなぜか?逆説的だが、その原因のひとつに、過去の成功への「過剰適応」が挙げられる。
・組織が継続的に環境に適応していくためには、組織は主体的にその戦略・組織を革新していかなければならない。
・このような自己革新組織の本質は、自己と世界に関する新たな認識枠組みを作り出すこと、すなわち、概念の創造にある。
・しかしながら、既成の秩序を自ら解体したり既存の枠組みを組み換えたりして、新たな概念を創り出すことは、われわれの最も苦手とするところであった。
・日本軍のエリートには、狭義の現場主義を超えた形而上的思考が脆弱で、普遍的な概念の創造とその操作化ができるものはほとんどいなかったと言われる所以である。
自らの依って立つ概念についての自覚が希薄だからこそ、いま行っていることが何なのかということの意味が分からないままに、パターン化された「模範解答」の繰り返しに終始する
・それゆえ、戦略策定を誤った場合でもその誤りを的確に認識できず、責任の所在が不明なままに、フィードバックと反省による知の積み上げができないのである。
・その結果、自己否定的学習、すなわち、もはや無用もしくは有害となってしまった知識の棄却ができなくなる
・過剰適応、過剰学習とはこれにほかならなかった。
・あらゆる領域の組織は、主体的に独自の概念を構想し、フロンティアに挑戦し、新たな時代を切り開くことが出来るかと言うこと、すなわち、自己革新組織としての能力を問われている

(仙台生活50日目)



2017年5月19日金曜日

剣道(2017年10回目)

仙台東武道館。

髙橋先生、千葉先生に稽古をいただく。

髙橋先生:やはり打突にはいる段階で“勢い”をつけている。色気やそぶり無く自然と打突へ入れるようになるのが理想だ。あと、今日の切り返し、面を明けてくれているのだから、そういうときには力を入れて打ち込まない。
千葉先生:中心をグイグイと割って入って打つ、攻め合いで勝って打つ。
森田先生:自分からどんどん攻める稽古をしなさい。

いただいたアドバイス、しっかり意識して稽古に取り組まないと!

(仙台生活49日目)



2017年5月18日木曜日

餃子部発足!?

仙台文化横丁にある八仙さんに来ました〜。
今日は餃子を各種注文です。

餃子専門店として、仙台に八仙あり!
この言葉は伊達じゃありません。

餃子を食べ比べながら飲むビールは最高です。
店員さんや常連さんとの会話も楽しい!

値段は少し高めの設定、混雑必至ですが、訪問する価値ありです。
いやー、これはまた良いお店に巡りあいました。

ごちそうさまです! 


外観
メニュー


仙台づくり!

焼き餃子(580円)

中華風冷やっこ

水餃子(640円)



























(仙台生活48日目)


2017年5月17日水曜日

剣道(2017年9回目)

仙台市武道館。

曽根先生、髙橋先生、小林さんに稽古をいただく。

曽根先生:継続してきなさい。
高橋先生:構えに力が入っている。胸を開く。6段審査に向けてはやみくもに打つのではなく、考えて稽古をすること。

そういえば、学生時代に佐野先生から教わった「腹、足、手」の打ち込みも思い出した。
体は徐々に動くようになっているので、1つずつ課題をクリアしていこう。

(仙台生活47日目)


みやぎ水産の日(みやぎサーモン/アサリ)

今月も第3水曜日、みやぎ「水産の日」がやってきました。
今回のオススメは、ギンザケ(coho salmon)です!

ギンザケ(Coho Salmon)











ギンザケ養殖は宮城県南三陸町の志津川湾を発祥として、これまでおよそ40年の歴史があります。そしてなんと!宮城県はギンザケの生産量が日本一!!

「活け締め」や「神経締め」で鮮度を維持して出荷される新しいギンザケブランドのみやぎサーモンは、4月に続き2ヶ月連続の登場、鬼押しであります(笑)

春と夏に旬を迎えるみやぎのギンザケ、是非ご賞味ください~。

リーフレット(表)
リーフレット(裏)














(仙台生活47日目)



2017年5月16日火曜日

気仙沼クルーカード

ついに気仙沼クルーカードが届きました!
心のこもった手書きの絵はがきと素敵なデザインのカード、いいですね。
Crewとなって大海原へ出航です Go Ahead~

<Welcome to Kesennuma Crew!>

気仙沼は海と生きる街
街をひとつの船だと想像してみよう。

気仙沼で暮らす人や
故郷をはなれて想う人
ボランティアや観光客も
みんながこの船に乗りあう
「Crew = 乗組員」になる。

気仙沼クルーシップとは
みんなが街のクルーになって
気仙沼を元気にうごかす
新しい「市民」の考え方。
クルーカードは未来をつくる市民証だ。

(封筒の裏書きより)

気仙沼クルーカード
封筒の裏書き


(仙台生活46日目)




2017年5月15日月曜日

剣道(2017年8回目)

仙台東武道館。

髙橋先生、加藤先生、砂金さんに稽古をいただく。

髙橋先生:打突に入る前に勢いをつけている(2段モーション:相手からすると内に来るのが分かる)。そのままの状態をキープしながら打てるように!また、中心を取られたときには竹刀を横にはじいて取り返すのではなく、剣先を下げると取り返せるから研究してみて。
加藤先生:1本での打ちきりかなぁ。途中で2回振って当てに来ているところがある。6段審査に向けては打ち切る稽古を。

(仙台生活45日目)

2017年5月14日日曜日

麻婆豆腐

雨模様の仙台、太白区茂庭にある福来宛さんに来ました。
今日は麻婆豆腐定食(880円)を注文です。

店内はカウンター、テーブルと小上がりがあります。
お客さんで混んでましたが、駐車場が広いので楽チンです。

さて、こちらのお店の麻婆豆腐は四川風で辛い味付けですが、調味油、唐辛子と山椒がうまくマッチしていておいしい!山盛りで出てきたご飯が進みます。

手作り餃子(320円)もツルツル皮にたっぷりの餡でこれは侮れません。
調べてたら坦々麺も有名なようですね。

良いお店を見つけました。
また来ます、ごちそうさまでした!



麻婆豆腐定食
麻婆豆腐


手作り餃子

看板
























(仙台生活44日目)


2017年5月13日土曜日

校正ルール

行政冊子の校正作業を請け負った中で見つけた校正ルールの防備録。

1. 点とカンマ

行政文書には内閣が定めたルールが存在する。
それは、全官庁に対して、公用文の書き方を統一するために発出された通達による。

「公用文作成の要領」において、公用文を横書きするときには、読点として「,」(カンマ)を使用する、となっている。

ということで、点はカンマになおしましょう。
※このブログでは点を使います!(笑)

○公用文の書き方資料集
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/series/21/21.html


2. トルツメとトルアキ

・トルツメ:余計な文字や記号を削除した上、空いた部分を詰めるということ。

・トルアキ:余計な文字や記号を削除した上、空いた部分を詰めないこと。
      トルアキはトルママとされる場合もある。

○DTP・印刷用語集
http://blog.ddc.co.jp/mt/words/archives/20091113164452.html

(仙台生活43日目)



2017年5月12日金曜日

インバウンド実務主任者認定試験

第1回インバウンド実務主任者認定試験という試験ができたようです。
観光に関する知識の整理として良いかも知れません。

試験日:平成29年7月9日(日) 申し込み締め切り平成29年5月31日(水)
検定料:10,800円(税込)

○第1回インバウンド実務主任者認定試験
http://www.in-bound.or.jp/


(仙台生活42日目)



2017年5月11日木曜日

10年後に仕事はあるのか?

ラジオ放送で流れていた藤原和博氏のショートインタビューメモ。

これまでの学校教育は、まさにジグソーパズル、絵があるところを処理する能力を養成するものだった。
今後の教育では、レゴ型のイマジネーション養成が求められる。
残念ながら、日本の教育はまだそこに到達するまで時間がかかりそうだ。

お話を聞いて人に伝えるメッセンジャーになるのではなく、上から横から様々な角度から見て思考し、自分なりの考え方を伝えることが大事である。

情報処理型の仕事はAIが担い、減っていく。
福祉、交渉、極度に人間らしい仕事は残っていくだろう。

情報処理力から情報編集力へ
小さいときの遊び体験や海外での留学体験が効いてくる。

【参考】
藤原和博;10年後、君に仕事はあるのかー未来を生きるための「雇われる力」

(仙台生活41日目)

2017年5月10日水曜日

剣道(2017年7回目)

仙台市武道館。

稽古始めに曽根先生より元立ちの先生との稽古では「積極的に攻めて、息の切れる稽古をするように!」との助言をいただく。

確かに試合のつもりでいくのも時としては大事だが、今は稽古、積極的に攻めること、自分から手数を出すことで先生方にダメなところを教えてもらい、自分の学びとしていくことがより大事なことなのだろう。

そして、この繰り返し。

かような心持ちで、いかに攻め崩すかの目的意識を持ってかかることが上達への近道なのかもしれないと気づく。

今日は曽根先生、髙橋先生に稽古をいただく。
曽根先生:変わりばえがない!?(笑)ので言うことなし、また来なさい。
髙橋先生:打突の後に頭の下がるクセがついているようだ。

稽古終了後には立ち会いの礼法を確認。
立礼(相手から目を離さない)、蹲踞(相手との竹刀は10~15cm程度離れているか)、立ち会い(気を張りながら前へ、自分の間に入ったら打ち切る。※立ち上がってすぐに下がるようではダメ)、蹲踞(竹刀を納めた後の右手の位置)、立礼(この時は目を離してもOK)。

(仙台生活40日目)



2017年5月9日火曜日

TPP11

最近のTPPの動きを日本経済新聞の特集記事から整理。

環太平洋経済連携協定(TPP: Trans Pacific Partnership, Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)をアメリカ抜きの参加11カ国で発効させようというTPP11が始まっている。

○日米交渉の防波堤に
・TPPは域内の国内総生産の6割強をアメリカ、2割弱を日本が占める。
・日本は「事実上の日米自由貿易協定(FTA)」と見てきたが、合意ルールが維持されればアメリカ抜きでもメリットは大きい(外資規制や国有企業の優遇緩和が進み、日本企業が進出するための環境整備が進む)
・TPP11にカジを切った最大のきっかけは対アメリカの通商戦略だった。
・TPPが消えて無くなればアメリカに対抗できない、存在しているのが何より重要だ(TPPを防波堤に活用する戦略に切り替えた)。
・TPP11を日本主導で整備し、時間をかけてアメリカを引き戻したい考え。
・TPP11を発効させるには11カ国の再合意が必要である。

日本のメリット


○焦るアメリカ、対FTA強硬に?身構える農業・車
・トランプ政権が目指しているのは日米FTA、日本がアメリカ抜きでTPPを進めれば、アメリカ政権は対日FTAを急ぐ必要が出てくる。
・アメリカ通商代表部は農業分野の拡大において日本が第一の標的になると公言、山本有二農林水産省はTPP11を慎重に考えたいと漏らす。
・アメリカとの2国間交渉においては農業分野は日本が不利との見通しが多い。
・15年に大筋合意したTPPで、日本は国内農業の影響を和らげるため、米、牛豚肉、乳製品など重要5品目を「聖域」と位置づけ、農産品全体の関税撤廃率を81%とし、12カ国中で最も低く抑えた。
・これは国内の反発を抑えるギリギリのラインであった。
・日本商工会議所の三村明夫会頭は「日本はグローバル化の中でしか生きられない」と語る。
・そうであれば、並行して進む多角的な貿易交渉を活用して有利な条件に持ち込むすべを磨くしかない。

○アメリカ離脱、しぼむ魅力 参加国の思惑交錯
・経済効果が低下する中にあって、欧州連合(EU)など他の国・地域との自由協定(FTA)に注力すればよい(ベトナム等)、そんな声がTPP11の新興国で高まっている。
・アメリカが抜け、ペルーやチリは中国の引き込みも視野に入れる。
・英国のEU離脱決定やトランプアメリカ政権発足で、世界の通称ルールは逆回転の危機にあり、高度なルールを備えたTPPを生かす意義はなお高いとも言える。
・各国を引き寄せる魅力をどこまで戻せるか、交渉を動かす日本の課題は大きい。

各国の事情












(仙台生活39日目)