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2018年1月16日火曜日

日本における6次産業化論の系譜と課題

農林金融2018.1;日本における6次産業化論の系譜と課題の記事からメモ。

今村奈良臣東大名誉教授の提唱した6次産業化論
・近年の農業は農業生産、食品原料生産のみを担当するようにのみ仕向けられてきた経緯があり、2次産業的な部分である農産物加工や食品加工は食品製造の企業に取り込まれ、さらに三次産業的な部分である農産物流通や販売、あるいは農業・農村にかかわる情報やサービスなども、そのほとんどは卸・小売業や情報・サービス産業に取り込まれてきた。
・これを農業、農村側に取り戻そうではないかというのが、私の6次産業化の提案なのである。

・増田寛也氏の論争的著作「地方消滅」
・このレポートは人口動態統計から全国約1,700の市町村の将来人口を推定し、人口再生産の要である20歳~39歳の女性人口が一定値以下に下がった場合、将来的にその市区町村は消滅可能性があると判定してみせた。
・「地方創生」が叫ばれることに。

・日本は農業国からスタートし工業国を経て、その先の経済社会への姿づくりの時期にあるのではないかと思う。
・その具体的推進の際、留意すべきはやはり今村氏のいう農業サイドの「内発性」「主体性」ではないか。

農林金融2018.1  (株)農林中金総合研究所理事長 皆川芳嗣氏より
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1801dan.pdf

(仙台生活290日目)




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