仙台、宮城、東北の空の玄関として、仙台空港は要チェックなのです。
概要を以下にメモ。
地域と連携した仙台空港の発展について(仙台空港、岩井社長)
・仙台空港の概要:年間311万人利用(国内11位、2015年度)
・民営化の中身:東急グループが筆頭株主、30年間プラス延長オプション30年間(上限)
・東北6県の人口は900万人でハンガリーと同じ規模にある。
・東北人が海外へ行くとき、東北からの出国は12%、東京(羽田;成田)からが81%となっている。
・事業戦略:従前は複雑な管理体制(多くの株主、ビルや駐車場など管理者別に独立)にあったが、今は滑走路(国)以外、仙台空港が一体となって管理している。(空港管理の一体化が大きな特徴)
・単体がそれぞれを管理すると、自分のところの最適化はされる(ビルの収益とか)が、全体の最適化とはならない。
・また、全国統一の基準から抜け出せないジレンマもあった。
・実際に、従前は顧客満足度など誰も考えてなかった。
・今は全体的な視点で愛される空港を目指している。
・北海道は台湾などからのインバウンドに人気のエリアだが、北海道になくて東北にあるものは何か? → 歴史、文化、鍋
・エアライン負担を減らしながら旅客数を増やしていくこと。
・地域への外部経済効果と付帯収益の増加のループを作る。
・このためには、競争条件を整理して公平な競争を展開する;民間は儲けが見られるなら間違いなくやる。
・旅客600万人、物量500万tなど、数値を出すことが大事である。
・このため商業エリアの大規模改修にも乗り出した。
・第1期リニューアルは到着階の改修:観光案内所、コーヒー店プロント、ピア棟の増築し、ワクワクする空間を演出した。
・これまでの活動報告:エアポートセールスを行い、タイガーエア台湾、アシアナ航空、スカイマーク7月(仙台-神戸)、ピーチ9月から拠点化(仙台-札幌,仙台-台湾)した。また、JAL、ANAは搭乗者数が減っていないので維持、LCCは引き続き、新規就航を開拓する。
・次のねらいはヨーロッパで一番規模が大きく、エアバスA180を買いまくっているライアンエアーを考えている。
・食品を考えると、香港,中国,ソウルは風評被害が依然として大きい。
・地域アライアンス(同盟,連合)の形成がますます重要、民間主導への仕組み変えに向け、東北経済連合会、観光機構、空港が連携。
・空港としては、小型機主流にあわせていく。
・創貨事業:東北の食品の海外輸出推進と食文化の紹介を通じた海外交流と販路拡大による地域経済の活性化;東北農林水産物・食品輸出モデル検討協議会、東北・食のソラミチ協議会、東北・食文化輸出推進事業協同組合の各協議会を創設。
・ビューティ東北:旅行商品と食を組み合わせることで相乗効果があることを確認:海外では特に浴衣が人気である。
・東北ブランドの発信:雪をテーマに、分かりやすいと印象に残る
・規制緩和の要望:到着エリアでの免税店出店
・東北の空を世界の空へ
Q:エアアジア就航の可能性は?
Q:東北の文化発信の機能をどのように空港にもたせるか?
A:外国との付き合いが日常的にある。機内誌に載せたいとかの要望があれば繋ぐし,免税店で日本の良いものを売るという手もある。いろんなアプローチがあるので様々な意見を聞き入れながら考えたい。
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