SDGsの2018ランキングが発表されたので、周辺情報を整理します。
○2018 SDG Index and Dashboards
http://www.sdgindex.org/reports/2018/
○SDGsランキングについて
・2018年7月、持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)とベルテルスマン財団が、国連加盟国(193ヶ国)のSDGsの達成と進出状況を分析し、SDGsインデックス&ダッシュボード報告書(2018年版)を公開した。
・SDGsインデックス&ダッシュボード報告書は、2016年から発表されており、今回が3回目となる。
<取り組みの世界順位>
1位 スウェーデン
2位 デンマーク
3位 フィンランド
4位 ドイツ
5位 フランス
6位 ノルウェー
7位 スイス
8位 スロベニア
9位 オーストリア
10位 アイスランド
11位 オランダ
12位 ベルギー
13位 チェコ
14位 英国
15位 日本
※日本は156ヶ国中15位に入ったものの、2017年の11位から順位を落とした
※個別のターゲットを見ると、目標5(ジェンダー平等を実現しよう)、目標12(つくる責任と使う責任)、目標13(気候変動に具体的な対策を)、目標14(海の豊かさを守ろう)、17(パートナーシップで目標を達成しよう)の得点が低かった
⇒女性の国会議員数の少なさや男女の給与格差、再生可能エネルギーの割合、漁業資源の管理などは依然として日本の課題となっている。
○SDGsの概要(参考)
・SDGs(エスディージーズ)は、2015年9月の国連サミットで150を超える加盟国首脳の参加のもと、全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた「持続可能な開発目標(Sustainable Development and Goals)」のこと
・SDGsは、先進国・途上国の全ての国を対象に、環境・経済・社会の3つの側面のバランスがとれた社会を目指す世界共通の目標として、17のゴールとその課題ごとに設定された169のターゲット(達成基準)から構成されている。
・これらは貧困や飢餓から環境問題、経済成長やジェンダーにいたる広範な課題を網羅しており、豊かさを追求しながら地球環境を守り、そして「誰一人取り残さない」ことを強調し、人々が人間らしく暮らしていくための社会的基盤を2030年までに達成することが目標とされている。
○SDGsが誕生するまで(参考)
・1972年 「成長の限界」への気づき
・1980年代 「持続可能性」の概念が登場
⇒持続可能な開発:将来世代のニーズを損なうことなく、現在の世代のニーズを満たすこと
・1989年 「東西冷戦の終結」をきっかけとして経済のグローバル化が地球環境問題への危機感に
・1992年「地球サミット(リオサミット)」~「サステナビリティ(持続可能性)」の概念が世界に普及、歴史的転換点に⇒リオ宣言、アジェンダ21
・1997年「京都議定書」~地球温暖化への世界的な強調の取組
⇒京都議定書、ミレニアム開発目標「MDGs(Millenium Development Goals)」
・2000年「MDGs」~開発途上国の課題解決を目指す
⇒MDGsでは、8つのゴールと21のターゲットを掲げた
・2015年 「SDGs」~「誰ひとり取り残さない」世界の実現を目指して
⇒2030年までに達成すべき持続可能な開発目標、SDGsが誕生!
(仙台生活684日)
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