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2019年2月23日土曜日

水産エコラベルの現況

水産庁がホームページにエコラベルの現況を掲載しています。
大事なポイントを整理すると次のとおり。

1. 水産エコラベルとは
・水産エコラベルは、水産資源の持続的利用や環境に配慮した漁業・養殖業を確認するため、FAO水産委員会が採択したガイドラインに沿った取組
・生産段階(漁業・養殖業)と流通加工段階の各々で策定
・基準を満たした商品には、ラベルの添付が可能で、消費者への訴求が可能
・SDGsの14「海の豊かさを守ろう」の実現に向けても寄与

(参考)2020年東京オリ・パラ大会と水産エコラベル

・水産エコラベル(MSC、MEL、ASC、AEL)が、東京大会の持続可能性に配慮した水産物の調達基準に記載
・調達基準は資源管理計画や漁場改善計画に基づく漁業・養殖業で、労働に関する要件を確認したものも満たしている
・国産の認証されたすしあん物は約50万トン強

2. 世界の状況

・水産エコラベル認証スキームが世界で乱立している
・2013年に世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI)が設立。FAOガイドラインに基づく、独自の基準を満たす認証スキームを継承し、認証水産物の普及を図っている
・2018年12月現在、4つの漁業スキームと、3つの養殖スキームがGSSIから承認されている

3. 日本における水産エコラベルの取組

・日本で主に活用されている水産エコラベルは4種類
・日本の漁業者の取組に沿った、日本発の水産エコラベル(MEL)も開発され、GSSI認証を申請中
・水産エコラベルの国内外への普及方策について政策に位置づけるとともに、関係者と議論しているところである


○水産エコラベルの推進について
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/budget/suishin.html



(仙台生活693日)




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