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2018年2月15日木曜日

トレーニングの原理について

社会体育指導員(中級)の課題論文;トレーニングの原理について
こんな感じでまとめてみました。

トレーニングを行う場合には基本的原理を理解しなければならない。
体力トレーニングは、人間が本来持っている適応性を利用して体力を高めることであり、次の3つの原理などを理解しておくことがまずは重要である。

1) 過負荷(オーバーロード)の原理
 トレーニング効果を期待するためには、一定水準以上の運動負荷をトレーニング刺激として加える必要がある。運動負荷が強すぎても弱すぎてもいけない。効率よく効果をあげるためには至適強度がある。

2)特異性の原理
 トレーニングを行う場合には、トレーニングの種類により固有の効果しか期待されない。つまり、何を目的として行うかが重要である。

3)トレーニング負荷の三要素
①強度:重量負荷の重さ、発揮する筋力の大きさ、運動の速さ、生体への刺激の強さ
②時間:運動を持続する時間
③頻度:運動の間隔

2)トレーニングの原則
 トレーニング効果を期待するには、以下の6つの原則を熟知して計画を立てる必要がある。
1) 全面性の原則:心身の機能が全面的に調和を保って、高められるようにする。全ての体力的要素が含まれることが望ましい。
2)意識性の原則:トレーニングの目的や意義をよく理解し、積極的にトレーニングを行うことにより効果が上がる。
3) 漸進性の原則:体力や技術の向上とともに、運動負荷や技術レベルを徐々に高めることが大切である。
4)反復性の原則:運動は繰り返し行うことで効果が得られる。
5)個別性の原則:個人差(年齢、性、体力水準、技術水準)を考慮して、その人に適した運動を行うことが重要である。
6)視覚教育の原則:写真、映画、模範演技などを見せることにより、運動イメージを得ることができるので、特に、技術トレーニングでは重要である。

トレーニングを進めるにあたっては、これらの原理・原則を踏まえた上で、トレーニングの手順(①健康状況の把握、②体力・運動能力・競技力の把握、③重点目標の設定、④トレーニングの処方、⑤トレーニングの計画、⑥トレーニングの実施と再調整)に従い、個々の学習者にあったトレーニング方法を選択し、実行していくことで最大の効果をあげるようにすることが大切である。

(仙台生活320日目)



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