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2018年2月24日土曜日

剣道(2018年14回目)

全剣連社会体育指導員(中級)養成講習会2日目;滋賀県立武道館

前日に引き続き、座学と実習で学びます。
懇親会では先生方や剣友のみなさんといろいろなお話しをできました(交剣知愛!)。
平昌オリンピック、カーリング娘もイギリスに勝って銅メダルですね~。 (^^)

懇親会①
懇親会②












以下、防備録メモメモ

○剣道形実習2
14本目
・八相は足を前に出す
・正面に対して下座側に木刀を置き、下座側の膝をつく
・太刀と小太刀は平行になるように持つ
1本目:左上段、右上段の確認
2本目:打突部ではなく全体を見る
3本目:相手の目の高さまで(仕太刀)
4本目:小さなきざみ足で入る

○剣道形実習3
57本目
5本目:打太刀、相手のアゴの高さまで
6本目:仕太刀が木刀を下げたときに打太刀は下げない。打太刀は振りかぶりの時に木刀
 が下がらないようにする。
7本目:打太刀はしのぎ、仕太刀は刀側で受ける;打ち終わりの残心、仕太刀は両足を相
 手に向ける、仕太刀は動作全体で相手から目を離さない、仕太刀は胴を打ったら右手の
 高さで。

○剣道指導論
・剣道形の評価基準;
①所作:礼法、刀(木刀)の取り扱い、構え
②理合:間合、打太刀と仕太刀の関係、打突の機会、打突の正確性、鍔の使い方
③練度:緩急強弱、一拍子、風格、気位
※定期的に形を練習することで練られる
24時間以内に振り返りをすると効果がある。
・身法、刀法、心法を具体的に 剣道講習会資料p18
  気剣体の一致→残心
  気・・心法
  剣・・刀法
  体・・身法
・小太刀の形の一本目:相中段への移行について、①(一足一刀)の間合になるように仕
 太刀が動く、②近い場合は打太刀がとる
・伝統武道から生まれた言葉(伝統文化を感じさせる)
 弓道:弓懸(ゆかけ・かけ)→かけがえのない、的を射た・・・、はず(筈)がない
 相撲:胸を借りる(実力が上の人に)、足が出る
 剣道:真剣・・・一生懸命、鎬(しのぎ)をけずる(はげしく争う)
・発育段階に応じて
 小学生(11歳以下):上手になる
 中学生(1214歳):粘り強くなる
 高校生(1518歳):力強くなる
・指導のポイント
①剣道の理念に沿って剣道の本質を学ばせる(所作、礼法、思いやり)
②日本の伝統文化を剣道を通して学ばせる(剣道で伝えたい精神)
③安全に関する視点を具体的に伝える
・指導者論
①常に剣道界の動向を把握する:広い視野で現状を把握する
②学習者とともに修練する:師弟同行
・剣道普及のバロメータ:剣道初段取得者
  H23年 41,456人  H29年 35,040
    指導者が声がけして繋ぐとか
・老いは剣をもって迎え撃つべし
・リズム剣道:好きな音楽を持ってきて剣道
・おわりに:学校は
①「安全なところ」でなければならない。
②「楽しいところ」でなければならない
③「下手な子も上手にするところ」でなければならない
 → 剣道の指導現場が果たすべき役割

○応急処置法 AEDの使い方
・心臓の動き3つ:①止まる、②通常心拍、③プルプル(このときに使う)
・ショックを与えてプルプルを正常に、蘇生法は継続する。1分間に100200回、5cmの深さ、手を合わせて手首もとの堅いところで押す

○体力トレーニング論
・体力とは何か?
 → 人間の生存と活動の基礎をなす身体的および精神的能力
 → ストレスに耐えて生を維持していく生を維持していく身体の防衛力と積極的に仕事
をしていく身体の行動力
・トレーニングに関する一般的な考え方
    目的にあわせて
    年齢にあわせて
    性別にあわせて
    身体能力にあわせて
    若いときにはトレーニング効果高い→ピークを上げる
    30歳を超えたら下がりの勾配を緩やかにする
・子どもは大人のミニチュアではない
・発達段階の子どもでは未発達の身体機能を酷使、好ましくない障害が発生しやすい。
第二次性徴期前の子どもには、総合的で健康的な体づくりに焦点を置き、バランスのとれた体力向上を目指す。
・トレーニングの原理
    過負荷(オーバーロード)の原理:一定水準以上の負荷
    特異性の原理:目的にあった内容のトレーニング
    可逆性の原理:トレーニングの中止→マイナスの適応
・トレーニングの三要素
    強度:負荷重量、筋力の大きさ、運動の早さ
    時間:運動を持続する時間
    頻度:運動の間隔(週に何回など)
・トレーニングの原則
 全面性、意識性、斬新性、反復性、個別性、視覚教育
・ストレッチングで障害予防
 剣道の稽古は長時間、長期間にわたってその動作を繰り返しおこなうことから、腰・肘・首・手首などに負担がかかり、障害を起こす場合が多い。そこで、筋や関節の疲労回復や障害予防および調整力を高めるために柔軟性のトレーニングが必要になる。
→ストレッチングの重要性
・筋肉の三種類と筋繊維の三種類
 人間の筋肉には骨格筋、心筋、そして平骨筋(内臓筋)の三種類があり、トレーニング効果が期待できるのは、骨格筋と心筋である。
 骨格筋は横紋筋とも言われ、随意的に収縮させることができ、身体を運動させることができる。
 横紋筋を構成する筋繊維は三種類に分類される;①SO線維・タイプⅠ・赤筋、②FOG線維・タイプⅡA・中間筋、③FG線維・タイプⅡB・白筋

○剣道の歴史とその捉え方
・剣道の歴史研究:剣道の「流行」を記述し、剣道の「不易」を知る
・鎌倉「党」(血縁)、室町「一揆」(地縁)
 → 一揆(軍団)における各家督の武術の差異が明確になる。
1895年 大日本武徳会 撃剣・剣術→「剣道」へ統一

江戸時代に入り、この戦いのない平和な時期に剣術が獲得し、後世にまで伝承されているものは、技法における「型」は当然ながら、特筆すべきは心法の深化であろう。

<芸道的側面と終生修行>
 近世において世の中が安定し、実戦の場を失った武術は、徳川幕府の文武奨励政策の中で、次第に武士の素養として芸道化してくる。それとともに、剣・槍・弓・柔などの独立した武芸となり、流祖の教えを「型」や「伝書」を中心として継承する教習体系が確立してくる。

<試合剣術>
 当初は型稽古を補完するものとして捉えられていた「しない・打ち込み稽古」がそれによって他流試合が可能になったことから、「撃剣」としての独自性を持つものとなる。

○審判の基本技術実習
・旗の持ち方:掌(たなごころ)に包むように持つ;下にまっすぐ、体につける
・かかとはつける
・三人そろっての礼の後に中央から副審ポジションに入るときはまっすぐに向かう。
・主審は位置とりが大事で、副審の動きにも影響する。
・左銅をとるときは打突部位を捉えて刃筋をそのままに引いたもの
 ※上にあげたり、下に落とすのはとってダメ

○応用技術指導
・木刀による基本稽古法を順番に覚えて防具を着けて実際に行う

○実技演習
小坂先生と福本先生に稽古をいただく。
・小坂先生:打ちが曲がっている、左手を中心に

・福本先生:肩の力を抜く、肘をあげて打つ


(仙台生活329日目)



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