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2019年9月9日月曜日

水産海洋研究83(3), 171-180, 2019

○宮城県長面浦における栄養塩の供給経路と高濃度のクロロフィルaの維持機構(金子健司ら)

<要旨>
・宮城県長面浦はマガキ養殖が盛んな海域であるが、マガキの高い生産性を支える栄養塩の供給過程や植物プランクトン清sなんの維持機構は不明である。
・2014-2015年にかけて、栄養塩濃度と植物プランクトン生産の指標としてクロロフィルa(Chl a)濃度の季節変化を調べ、その機構を明らかにした。
長面浦のChl a濃度は3月下旬から9月まで高く、特に6月以降に顕著に高い値を示した
・3-9月は新北上川の流入量増加に加え、底層の水温上昇に伴い海底から溶出するリン酸態リンとアンモニア態窒素濃度の上昇で、植物プランクトンの増殖が促進された事によるものと考えられた。

<キーワード>
クロロフィルa、栄養塩、長面浦、マガキ養殖



(仙台生活889日)




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