今朝NHKで放送していた週刊ニュース深読み「満員御礼!大相撲“人気復活”はなぜ?」はなかなかおもしろかった。
相撲人気が若貴時代をピークに2011年には減少したものの、2015年にはV字回復したというもの。
このV字回復は奇跡に近いという、その変革はナンだったのか?
人気が減少した原因は八百長事件をはじめとするガチンコ勝負への信憑性の低下などを要因に挙げ、その上で行われた改革を紹介。
土俵が変わった、見る楽しみを増やした(携帯を使用した力士採点制度)、ファンサービス(お姫様だっこ、大相撲の歌)など。
相撲協会、事務局、力士の連携協力が功を奏しているといえる。
慶応大学の中島先生がおもしろいことを述べていた。
相撲の持続性を①勝負(ガチンコ勝負)、②文化(歴史的視座)、③ビジネス(お金)に帰結させて紹介、いわゆるトリプルボトムラインと呼ばれるものであるが、どこの分野においてもこのような見方はは重要なんだとあらためて実感する。
その他。
・満員御礼は入場者が9割くらいを超えると発表、会場に入れない(席がない)ときには満員札止めという。
・従来までは部屋単位で稽古していたが、いまでは部屋あげて部屋同士の稽古をするという、これは、いわゆる出稽古を意味するが、より広範囲に捉えて“連合稽古”と言う。
<番組紹介>
初場所で大関・琴奨菊が日本出身力士として10年ぶりに優勝し、大いに盛り上がった大相撲。去年の本場所全90日中86日が満員御礼になるなど、いま「若貴フィーバー」に迫る相撲ブームが起きていいる。2007年の暴行事件、さらに野球賭博、八百長問題と不祥事が相次ぎ、一時は人気に影が落ちた大相撲だが、なぜ最近その人気は復活したのか? この人気は本物なのか? とことん深読みする。
http://www.nhk.or.jp/fukayomi/maru/2016/160206.html
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