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2015年4月25日土曜日

泥湯温泉

 角館から南下して目指したのは泥湯温泉。湯沢市を抜けて栗駒山の方面へ、途中、三途の川や閻魔大王のいる橋を渡り、秋田県のコケシで知られる木地山高原を超えるとガスの噴煙が見えてきます。車で一気に駆け抜けると、昭和時代を思わせるような懐かしい街並み、何軒かの宿が見えてきます。この時期、営業しているのは宿泊予定の奥山旅館だけです。




泥湯温泉の入り口(硫化水素ガスが立ち上る)



奥山旅館


 泥湯温泉は温泉好き、特に源泉などの泉質にこだわる玄人好みの温泉と言われてます。4つの源泉を持ってますが、いずれも白濁の酸性泉。なかでも、離れにある天狗風呂(貸し切り、露天)は硫黄成分の強い酸性泉(酸性-鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉:pH2.5)で人気があるとのこと。ここの温泉は高血圧や動脈硬化、糖尿病、肥満に効くとされてます。確かに、入ると体が一気に重くなり、効能?を実感できる。湯治客や観光客のリピーターが多いのもうなずけるのです。



天狗風呂(左)と岩風呂(右)


 宿の夜ご飯もまた格別。地元の料理として山菜や川魚をふるまってくれます。この日の献立は、鯉の甘露煮、鯉のあらい、岩魚、たけのこ、いぶりがっこなどがたちならびます。鯉はこれまで食べたことがなかったけれども、においもなく、コリコリとした食感がまたクセになりそう。ビールやお酒が進みます。



 夕食とお酒たち

 
 今回は立入禁止で行けませんでしたが、泥湯温泉の先には川原毛地獄や温泉の流れる大湯滝、また、来る途中に通過した木地山こけしなど、見どころがまだまだありそうです。何より、三途の川を渡って来て、別ルートでそのまま帰ってきたので、まだ地獄の〇丁目にいるのかもしれません。三途の川を渡って天国側へ行かないといけませんね。



立入禁止区域のお知らせ看板



キーワード:泥湯温泉、奥山旅館

奥山旅館 http://www5.ocn.ne.jp/~doroyu-o/






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