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2017年3月13日月曜日

東北マリンセミナー

東北水産業復興研究会が主催する世界の英知を復興へ東北マリンセミナーが開催されました。概要の防備録、メモメモ。

次第
とても良い眺め











開会の挨拶(大泉一貫氏,宮城大学名誉教授)

基調講演
気仙沼の復興に向けた阿部長商店の挑戦と展望(阿部泰浩氏,阿部長商店)
・阿部長商店の概要説明。
・自社加工品ブランドマークのマーメイド,三陸広域連携による水産物輸出プロジェクトSANRIKUブランドの取り組みを紹介。
・過去になぞらえるだけではなく,新しい商品開発に臨むことが大切なのであろう。
・これからも地域水産のための努力をしたい。

阿部社長













1部 市場力のある持続可能な水産業へのイノベーション
岩手県の漁業における東日本大震災からの復興の現状と課題(後藤友明氏,岩手大学)
・漁協組合24,産地市場13,小規模な漁業がたくさんあるのは岩手の特徴。
・復旧の進捗と水揚量推移は何を意味するのか,復興を評価できる指標は?
・組織体よりは個人経営体への被害が大きい。
・漁獲量;復旧・復興とは逆のトレンド?
・水揚げ隻数,水揚量とCPUE(漁獲量/隻数);漁業種類別の特徴を整理
・漁獲努力量からの評価は必要であろう。
・震災前の水準を指標:復旧のスピードは早いが資源は不安定(サケ等)
・震災前からのパラダイム変化はない(基本的な考え方が変わってない)
・何を持って復興とみなすか?:高い収益性と持続的な生産が必要
後藤さん













海の恵みを大切な「あなた」へ。被災地の活力を取り戻す水産物の6次産業化(伊藤浩光氏,海遊)
6次産業化を目指す理由:地元雇用を生み出さなければ被災地に人を戻すことができない。
・生産者受け取り価格の低迷を打開したいという想い。
6次化といっても,漁協を通して買うようにしている(両方が反映することを考えなくてはならない)
・課題:人材育成,営業力強化,流通問題,生産性の向上など。
伊藤さん













地域ブランドの形成と復興(案)(小野寺氏,オノデラコーポレーション)
・アンカーコーヒーNever Forget 3.11 の言葉は忘れないために外さない(社内でも6年経過しそろそろ外す意見が出たが,忘れることは油断に繋がるから外すことはできない)。
・コーヒーショップとしての行動指針:ライフスタイルを提供,ないものはつくる,できないことはできるようにする。
・ブランド;突き詰めた後にできてくる道のようなものであり,そのことに対する信用である(ロゴマークやキャッチコピーは大事だが,目的ではない)。
・経験や関わりがブランドへの印象を与える:よりよい変化をおそれず,常にベターを求め続け,おいしいコーヒーと共にある,あたたかくやさしい選択肢を提供しつづける。
・ブランドという言葉はもともとノルウェー発祥で焼印にはじまる。
・ブランドのイメージは良くも悪くも変わるものであることを認識する必要がある(変化を前提とし,そこから信用は生まれる)。

小野寺さん













サケマス養殖の動向(中山圭介氏,ノルウェー王国大使館)
・ノルウェーの養殖漁業は20年で498%の成長を記録した。
・サーモンの管理体制は厳格で,容積の2.5%までと定める他,溶存酸素,海流,水温を常時モニタリングしている。
・また,環境に配慮する養殖に限りライセンスを発行するようにしている。
The egg 隔離されている
・ノルウェーは周年で操業するが,日本は期間限定の操業である(水温の問題もある)。
・日本国内の動きを見ているとサーモンやトラウトの養殖が拡大している。
・三陸(宮城)の立ち位置を考えると,境港や佐渡は今後大きく漁獲を延ばすことが見込まれ,脅威となるであろう。
・境港では新日鉄エンジニアリングが技術導入し,魚が食べたい時に餌を入れるシステムを構築している。
・また,韓国でも銀鮭養殖を始めたようだ。こちらも怖い。販売先は中国念頭だが,商社(ロッテ)は日本もマーケットに含めている。
・エコマーデン養殖生け簀のPR
・サケのマーケットは広がっていくので,まずは三陸の生産量を増やしていくことが大事と思う。
中山さん













水産イノベーションと世界をターゲットとした戦略(片野歩氏,水産ジャーナリスト)
・ノルウェーサバは脂が乗っていて小学生の食味で7割が国産より美味しいと回答した。
・年間の脂肪分推移をみると,ノルウェーは脂が乗った時に漁獲している。
・日本は秋に脂が乗るが周年操業で脂がないときにも獲っている。
・東シナ海系群はすでに壊滅,太平洋にもロシアや中国が進出してきている(中国は51 日からの国内禁漁4ヶ月の間に太平洋に進出)
・和食のお店は20132015年までに62%増加,和食ブーム,魚の消費拡大
MSCサポーター企業は持続性をPRして競争している。
・日本の冷凍水産物のトレーサビリティは脆弱でとても危ない:ノルウェーサバは詳細な情報が表記され,バーコードで管理されている。日本もしっかりとしたラベリングが必要である。


東北の漁業を成長産業に!(勝川俊雄氏,東京海洋大)
70年代:公開自由の原則と食糧難の背景から魚類は売れた。
・今の時代は資源管理とマーケティング(生産物の価値を伝える)が重要。
・生産者と消費者の距離が離れている:生産の人は消費の現場を知らない,消費の人は生産の現場を知らない
・水産マーケティングのポイント;販売パートナーをつくる,地元の宝を発掘する。
・四十八漁場,広田コツブの例(APカンパニーの野本氏が繋ぐ)。
・漁業者は居酒屋ではヒーロー,漁師が自分の仕事に誇りを持てる;生産者と消費者の距離を縮めることが大きな価値を生む。
・生産者が消費者と接することでサポーターを得ることになり,食べるということに対して新たな価値が生まれる。
勝川さん













2部:磯焼け対策の世界モデル構築の挑戦
磯焼けの現状について(田邉研究員,気水試)
・震災の後に一時的にウニは減った(津波で持っていかれた)が,その後の新規着底のウニと戻ってきたウニが海底に溢れている。
・磯焼け海域でウニの密度が減らない理由:無節サンゴモがウニの着底変態を誘引する物質をだしている(谷口(2008),恒生社厚生閣)。

田邉君













各国における磯焼けの現状と磯焼け対策事業の取り組み~ウニノミクスと3本の矢(高橋栄樹氏,歌津青年部)
・ウニノミクスは採捕,畜養,販売の複合的な取り組みの総称。
・最新の成分文政データでは,畜養ウニは苦味が高く,イノシン酸が低いという結果だった。
・餌成分を変えるなど,今後の改善課題である。

高橋さん













仙台市場から見る蓄養ウニの今後について(菅野清人氏,仙都魚類)
・仙台はマグロ主体の赤身市場である。
・ウニは魅力ある商材で,拡充の余地がある。
CAS冷凍によるウニも試した;確かに美味しいが冷凍ものだと香りがないという評価,よって養殖ウニへの期待は大きい。
・美味しく作ってもらったものを情報とともに伝えていきたい(物と事を売る)。
菅野さん













宮城県における水産業復興の取り組みの紹介(磯焼けプロジェクトに加えて)(西川正純教授,宮城大学)
・気仙沼アカザラガイ,志津川タコ,閖上アカガイの取り組みを紹介した。
・アカザラガイは成分分析で旨みの裏付けができ,県とPRしている。
・志津川タコは地元では有名だが,県外での知名度は低かった。
・他産地と成分からの優位性を示せなかったため,駅弁という形で話題性をだし,認知されるようになってきた。
・閖上アカガイはブランド基準を設定し,資源管理と併せて底上げした。

・最近では身色が黒化した個体も見られ,原因解明が求められている。
西川先生















2017年3月12日日曜日

道の駅を考える

「道の駅」を考える(AGORA March 2017)より

・はじまりは1993年(103駅からスタート)、道路に「駅」ができはじめた(2016年10月現在で1107駅)。
・登録要件となる施設は、「駐車場・トイレ・情報提供施設・休憩施設」と「地域振興施設」で、道路管理者(国や県)と一緒にする一体型と市町村独自の単独型がある。 
・訪れる人はもちろん、暮らす人も笑顔にする。
・小さな拠点が地域の課題解決モデルに:道の駅の3つの機能;①休憩機能②情報発信機能③地域の連携機能地域と共につくる個性豊かなにぎわいの場
・全国モデル「道の駅」に認定:遠野風の丘(岩手)、もてぎ(栃木)、とみうら(千葉)、川場田園プラザ(群馬)、萩しーまーと(山口)、内子フレッシュパークからり(愛媛)
・魅力は地域の個性と人のコミュニケーション

道の駅を考える①
道の駅を考える②
道の駅を考える③



道の駅を考える④

道の駅を考える⑤
























2017年3月11日土曜日

2017年3月11日

東日本大震災から6年が経過しました。
今日は仙台を出発し、石巻、気仙沼と巡りながら新たな想いを心に刻みました。
僕らが生きている今日は、震災で亡くなった人たちが生きたかった今日。
1日1日を大切に。
宮城県庁にて献花
14:46 黙祷@石巻


3本の光@安波山

















2017年3月10日金曜日

先輩を送る会

職場を退職する先輩を送る会。
今年もこの季節がやってきました。
大変お世話になった先輩方に感謝の気持ちを込めて、ありがとうございました。
職場は離れてしまうかもしれませんが、このご縁はこれからも。
健康にお気をつけて、第2の人生を楽しんでください。
またどこかでお会いできるその日を楽しみにしています。
お疲れ様でした!











2017年3月9日木曜日

ホヤの生育調査

今日はホヤの生育調査に行ってきました。
午前中は風もなく凪いでましたが、やはり午後は吹いてきますね。
何とか調査も無事終了!きれいな3年もののホヤが実っていました(笑)
漁業者曰く、「5月~6月が最高だからもう少し待ってろ」。
海のパイナップル、出荷をお待ちしております。

蔵内漁港
水温と水深をチェック


水揚げ

生育チェック

海のパイナップル























2017年3月8日水曜日

水産普及の伸びしろ

村上幸二:水産普及の伸びしろ漁業・漁村における課題解決力の向上を目指して 
水産振興 第560号(第48巻第8号)

忘備録としてメモ

・水産の普及は1953年に,漁業者達に直接働きかける専門技術員が道府県の水産試験場に69名配置されてからはじまった。
1959年に初めて地方公務員として沿岸改良普及員(現在の普及指導員。以下,「普及員」という)48名が漁業の現場に配置された後,いくたびかの制度改正を経ながら現在に至っている。
・京都大学の内田准教授は「普及員は実践する社会心理学者」だという。
・自発的動機のレベルは大きく3つの段階に分けられる;レベル1L1)は「このままではいけない」という漠然としたふあんがあるものの,行動しようという意識にまで至っていない状態。レベル2L2)は「このままではダメだ」という危機感と「何かをしなければ」「したい」という想いがあるものの,何をどうしたらよいか分からない状態。自発的動機の発芽前夜という幹事。レベル3L3)は危機感を切実に感じ,自ら行動するという自発的動機が芽生えている状態。
・「計画づくりと行動開始と,どちらを優先したらいいのか」「行動開始を優先する」
・白隠禅師は「動中ノ工夫ハ静中ニ勝ルコト百千億倍」と言っている。
・「セレンディピティ」(思いがけない幸運に偶然,巡り合える能力)と言う言葉;「セレンディピティ」を発揮するためには「まず行動すること,次に気づくこと・・・」と脳科学者の茂木健一郎氏も「まず,行動する」ことを進めている。
・私は「個人の力」+「支援者の力」=「普及の力」だと思っている。
研究報告ですから,事例から普遍的なものを見つけて
・水産普及の目的を端的に言うと「現状打開のための自主的活動を漁業者達に促すこと」だと考える。
・水産普及の目的は水産業改良普及事業推進要綱(「水産業改良普及事業推進要綱等の制定について」平成17年 農林水産事務次官通知);「沿岸漁業等の生産性の向上,経営の近代化及び沿岸漁業等の技術の改良を図るため,沿岸漁業等の従事者に沿岸漁業等に属する技術及び知識の普及教育を行い,その自主活動を促進し,もって,沿岸漁業等の合理的発展を期する」
・普及の核となる目的「漁業者の自主活動の促進」が結果として「漁業の合理的発展を約束」するとなる。
・「水産業をとりまく新しい情勢変化に即応した水産業行政の方向に沿って,沿岸漁業等の経営の近代化を促進することに重点を置き,沿岸漁業等の従事者等が科学的知識及び技術に基づいて地域の特性に適応した合理的な漁業経営を行うように,その自主的な努力の助長を図るものとする」
・以上のことから,「漁業者の自主的活動を促すこと」が普及の核心的な目的と言える。
・日常的な普及活動において,その時々の普及テーマが何であろうと常に漁業者の主体的活動を促す,つまり自発的動機の芽生えと成長を促すという意識と取り組みが必要である。
実は普及員の情熱が漁業者たちの自発的動機の芽生えや生長を促す一番の刺激なのかもしれません。漁業者や漁村女性が「漁師の奥さん」から「リーダー」に,「リーダー」から「経営者」に転身していく姿や漁協職員やメンバーの表情が明るくゆとりあるものになるといった,「人が変わった」と感じる経験は,これを促した普及員自身の大きな「やりがい」や「情熱」,つまり普及の醍醐味となり,普及をさらに進展させる力になっていくのである。
・水産普及の進展という志を持つ全水普及協を中心に大学や水産関係機関が幅広く連携して,水産の普及の高度化を目指して行動を起こして欲しい。
・コミュニティFacebook「うみ・ひと企画」で,できる限り紹介


○水産普及は重要性が高いにもかかわらず,大きく取り上げられる機会は少なく,貴重な論稿である。(あとがきより)

○2年前にもまとめた記事。
http://nabegory.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html


2017年3月7日火曜日

やまなか家気仙沼店

やまなか家の気仙沼店に行ってきました。
焼肉〜!カルビやハラミなどもりだくさん。
今回は注文しませんでしたが、盛岡冷麺もおいしそうでした。
次回、試してみたいと思います。
ごちそうさまでした!
外観
店内


ハラミ

石焼きビビンバ