水産加工業者向けのイノベーション講座から権先生(東北大)の講演メモ出し。
○イノベーション(Innovation:新機軸)とは新しい価値の創造と普及、ビジネスモデルを定義し続けることにある
○世界に向けて経験の原型を提案する;コモディティ化(同一化される、努力が報われない)からの脱出
○“お客様のために”の2つの捉え方:
①追従型(これは一般的):顧客や生活者の要求に応えるというもの[顧客に導かれる]→顧客の後ろに立ってその要求に応える
②提案型(こちらを目指す):顧客の前に立って新しい価値を提案し、導いていくというもの[自社の提案で顧客を導き、もっとすばらしいことができるようになる]→顧客の前に立つ
飛躍するためには顧客の前に立つことが大事
○デザインの意味:誰をどのような未来に導きたいか?新しい経験・生活への[導きの構想]
○イノベーションの3つの入り口:①技術、②事業モデル、③新しい価値(社会)
○デザインから事業を生み出し、人々を新しい未来へと導く
○原型図が世界初の発想を導く:原型図の空欄を認識した瞬間にあなたはすでに閉じこもっていた殻の外に立っている → 基本は原型思考、原型図の価値は、空欄の認識にある
どこの分野、立場においても共通して持つべき考え方のように思われますね。
目から鱗の内容でした。
(仙台生活847日)